Kiesel / Carvin Guitars についてのまとめWikiです。(Japanese only)

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めんどうくさい

うーんあるかも。カスタムギターは色々な部分を変更できるのがメリットですがかと言って全部考えてたら面倒って人もいると思います。
もちろん楽器屋さんで出来てるものを買ってもいいでしょう。KieselだったらGIS/BISの完成品もあります。
でも他人のパクリやお仕着せだとつまらないのもありますね。そういう時はビルダーでカラーと最低限の仕様だけ選ぶというのも良いです。

モデル(弦数含む)ブリッジ(アーム)だけ先に決めちゃう。→ Zeus (Z7) で Hipshot Tremにしよう! = Z7X
・木材も標準(大抵アルダー)かKieselお勧めのスワンプアッシュで充分です。 → 勿体無いから Alder にしとこう!
グロス(テカリ)かサテン(地味)を選ぶ。 → とりあえずグロス選んどこう!
・ボディ、ピックアップ、ヘッド、ロゴの色を決める。→ Blood Red, White PU, ヘッド...は無い, White Logoにしよう!
指板を選ぶ。(エボニーかメイプルか) → 面倒だからEbonyでいいけどISODは譲れない!
・後は全部標準のままでもOK → なんとなくTamaroid追加してみよう!
・最後に確認 → やっぱりSwamp Ashでサテンにしよう。戻って戻って...。

実際使ったり他の作例を見れば更に希望が湧いてくるかもしれませんし無いかもしれません。
このレベルのカスタムなら気に入らなかった場合にも10日以内なら返品も大抵は出来るでしょう。(RTFを除く)
営業さんから見積りもらった時は中に NO 10 DAY TRIAL...どこにも書いてなければ返品は問題ありません。

コツ:最後に出てくる明細のスクショを撮っておく(またはコピペしとく)とやり直ししてもダメージ少ないです。

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木材グレードについて

皆さん木材の種類もこだわると思いますがグレードにもこだわる人が結構多いと思います。
特にKieselの木材(コスパ含め)は高レベルで一般的な木材メーカの格付けも自社でし直すぐらい拘ってます。
ちょっと通常のグレードと異なるのでトップ材だけまとめておきます。

Kiesel: Standard=4A < 5A < 6A < Mastergrade=7A < K Top

Kieselは4A以下は使わない方針らしいので選択肢にありません。4Aから7Aは見た目のグレードです。
K TopはMastergradeの中でも目立ったものをJeffが選別したグレードです。K Bodyは聞いたことありません。
あとKoa Angelは別格扱いになってます。メチャ高いらしい。

グレードに関してのJeffのコメント例は下記の通り。
「ウチは4A以下は使わない。ギ○ソ○は使うかもしれないけど」
「この木には7Aって書いてあるけど(Kieselとしては)5Aだな」
「こっちはStandard(4A)。こっちはMastergrade(7A)。音は変わらないけどこういうのってEye Candyだからね」

4A以外のオーダーについては営業さんに問合せましょう。ネック材他のグレードアップも。

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マルチスケール(ファンフレット)かスタンダードか?

もはやカスタムの域を越えてますが最初に悩むところでもあります。
逆に言えばKieselのマルスケは選びやすく安めなので安くマルチを買う為にKieselにする人もいるでしょう。
特に6弦マルスケとか市場にも殆ど無いですからね。

さてKieselのマルチスケールですが何人ものエンドーサやプレーヤーにリサーチした結果らしいですが
見た目よりも弾きやすさを重視した結果として広がり方が地味になってます。これが良いんです。
最近の傾向として弦移動(特にスキッピング)などが増えてますが左右の位置が変わらないほうが楽です。
Kieselの場合は9-10fret辺りが中心なので左右の差が大きくありません。なので移動しやすいですね。

とは言ってもスタンダードの方が楽という人も多いでしょうから無理に移行すべきとは言えません。
あとマルスケの場合はトレモロが無いのでアーム無いと寂しいなという人はスタンダードとなります。
8弦でスタンダードスケールはちょっと辛そうですけどね...

ダウンチューニング前提な人やテンション命(SRV的な意味で)な人にはマルスケは良いです。
そうでない人はご自由にという感じでしょうか。でも一本ぐらい持っていても良いと思います。

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Thinネックか?標準ネックか?

些細な情報と重複しますが需要が多いようなので総論としてまとめておきます。(管理人はKiesel Thin持ってないけど)

・Wizardネックが好きな人はThinネック(特に7,8弦)
・上記以外は標準ネックを試してみる

非公開FBにあった比較写真を見る限り薄さはKiesel Thin > Wizard3 > Kiesel標準(RapidNeck)です。
Wizardネックはバリエーションが大変多く世代によって厚みも違うので一概には言えないところがあります。
ロックスタイルなら標準、クラッシックスタイルならThinネックというコメントもありましたがちょっと大雑把すぎるかも。
意外にキーゼル標準もそんなに厚くなく弾きやすいのでお試しもあり。なんの保証も出来ませんが。気に入らなかったら10days returnの相談。
ちなみにThickネックオプションというのもあるので厚みが足りない人は追加で。クラッシックギターっぽいとJeffがコメント。(2018.03.19)

参考:キーゼル公式FBの1/11 Round 2 live の 21:20あたりからZeus(Z8)のThinNeckがアップになる部分で薄さが判ります。結構薄いのがわかると思います。

気にする人が少ないようですがKieselのネックの幅は少し細めです。


Radius(指板角度)どれ選ぶ?

マルチスケール(ファンフレット)は20"以外の選択肢がありませんがスタンダードスケールの人は選ぶ余地があります。
本来は角度だけではなくシェイプ(CとかUとかDとか)も考慮すべきところですがキーゼルに限って考えてみます。

メーカー別にまとまった情報が予想以上になかったのでリンクしてしまいます。無くなったらすみません。
表を見ると判りますが意外にもキーゼル(カービン)で標準的な14"を使っているメーカは少なく16"が多いようですね。10",12"もあります。
キーゼルは20"か14"を基本に12"と10"まで対応するモデルとそうでないモデルがあります。(今風になるほど減ってる)
以前非公開グループで誰か言っていたのはカッティングやチョーキング(ベンド)を多用する人は14"、クラシカルフレーズやタッピングを多用する人は20"と言ってました。アランホールズワーズモデルは20"ですね。
先日誰かがフラットなフレットは無いか?と聞いてましたがJeffは無いので20"でどう?(と言って持っていた20"のフレットを見せた)と言ってました。
12"や10"については言及する人自体見かけないので需要あっても少ないと思われます。JBPBは10"固定ですがFを改造したHurricaneの再現だからちょっと例外ですね。

最終的にはThinNeckにするかどうかの選択肢とも絡むので各自で判断してください。リンク先の表を見れば他社との比較も可能でしょう。


ステンレス(STF)フレット?ゴールド(EVO)フレット?

ただ安いだけのニッケルフレットが2017に廃止となったので現在はステンレスかゴールド(EVO)(名前はそうですが金ではない)の選択肢から
選ぶのですが、結構悩んでいる人を見かけます。(Middium-Jumboかそれ以外かという悩みは意外にも少ない)

私の勝手な見解ですが
  • まず見た目で考える(例:ゴールドパーツなのでEVOとか)
  • どちらでも良い場合はステンレスを選ぶ
というのが良いと思います。

理由としてはステンレスの方が耐久性は高いと言われているのとゴールドフレットの方が少し音が柔らかいと言われている程度で
大きくは違わないようだからです。(Jeff発言+ユーザグループ発言を足した推測で申し訳ない)
実際ステンレスフレットを使ってみるとニッケルフレットと大きく違いスムーズに感じます。
私はMiddium-Jumboで充分だと思ってますがスキャロップ的なスピード重視な人はJumboもありかと思います。Regularはコメント出来ません。
個人的にもう二度とニッケルは使いたくないと思わせてくれるほどステンレスは良いですね。ギターメーカーと直接関係ないですが。
ステンレスフレット&ナイスなフレット仕上げ&頑丈なネックというのはキーゼルの基本的に良い部分だと思います。


グロスか?サテンか?

これ結構悩みます。(悩まないですか?)Jeffも構成に寄ると言ってます。
独断と偏見で書いてみますが最終的には各自の好みなのでご了承を。

・サテン
 ソリッドカラー、トランスルーセント(バースト系を除く)、ナチュラルカラー(非高級材)
・グロス
 バーストカラーを含む上記以外の全て

でもホワイトのグロスとかバックアイバールのサテンとかがかっこ良い場合もあるよね。むず楽しい。


お金かけるならボディ?トップ材?フィニッシュ?ネック?指板?

先に独断と偏見でまとめると
  • 音質優先なら ボディ>指板>ネック>>トップ材>>フィニッシュ
  • 見た目重視なら フィニッシュ>トップ材>指板>ネック>ボディ
  • 軽量化・頑強さ ボディ>ネック>>トップ材>指板>フィニッシュ
というイメージでしょうか。

まぁ最終的には好みで良いと思うのですが。バランスもありますんで。
音質向上で一番効果的なのはUCPかもしれません。予算もあるし笑


ギター・ベース軽量化

前述の通り優先順位によって木材や構成も変わってくると思うのですがここでは軽量化だけを考えてみます。
ポイントはモデル、木材、チャンバー加工、削除オプションの4点です。

まず前提はヘッドレスとして良いでしょう。ヘッドが無いとそれだけで結構軽くなってきます。
 ギターだと、Vader, Zeus, Osiris, CL(MLTのみ), HH(STDのみ)
 ベースだと、Vader(34" or 30"), Zeus(34"), Osiris(34")
書くまでもありませんが弦数は少ないほど軽量です。ただこれは用途優先でしょうね。
原則スルーネックよりボルトオンのほうが軽いです。なのでベースで30"か34"かは結構重要です。
Keith氏がダウンチューニングなら30"ではなく34"を勧めると言っていたので参考にして下さい。

木材ですが一番軽いのはスワンプ・アッシュと繰り返し言われてますのでそうしましょう。
中には安いレンジでもっと軽い材もあるかもしれませんがキーゼルでは扱っていないようですので。
トップ材も重めのメイプルは止めてスワンプ・アッシュ。ネックや指板はここでは追求しません。

予算に寄りますが可能であればチャンバー加工を選択したいところです。約1割減ると言ってます。
チャンバー加工にはトップ材が必須ですのでCMB+トップ材の価格が追加となります。
なおCL(Chris Letchford Signature)には標準でCMB+Plane Maple Topが含まれてます。

そして削除系のオプションです。フレットレスは軽くなりますが別物になるので好み優先で。
 ギターだと、固定ブリッジ選択、ネックピックアップ削除、トーン削除、ボリューム削除
 ベースだと、ネックピックアップ削除、トーン削除、ボリューム削除、アクティブ回路無し

その他常連さんのなかには"C hole" (f holeのC形状版)を追加している人もいます。
どのモデルに追加可能かどの程度軽さが変わるのかまた誰でも追加可能なのかは全く不明ですが一応記録。

音がどうなるかは考慮してません。


ソリッドかカーブトップか

ソリッドボディって写真で見ると格好いいのですが実際に物を見てみるともうちょっと起伏が欲しいなと思うこともあります。
(ギターの話しです)
でもカーブトップって必要以上に大きかったり起伏が派手すぎたり構成が古臭いモデルなんかもあってちょっと悩みます。
キーゼル独自という形状でもありませんがCrescentはその間の良いところを持ってきたなと思いますね。
でも華麗さや上品さを前面に押し出すとかっこよさや攻撃性(?)が薄れていく感じがします。
その点ダーク・ヴェイダー仕様のCrescentはSF志向で面白いですね。(変わってるともいう)
CrescentというとBirdsEyeとかQuiltの印象が強いので。

つまり使いみちやジャンルなどを考えて個々のセンスで選んでみるしかありません。って参考にも何にもならないですが。

まぁCrescentも欲しいなって思っているってだけなんですけどね。


RTF(Raw Tone Finish) と AAT(Antique Ash Treatment) 識別方法

あまり話しに出てきませんが個人的には判りにくいと思ってました。が簡単な法則を見つけました。
  • RTF ... 光の反射で見ると白く見えるスジが入る(実際には凹ってる)
  • AAT ... 黒っぽいスジが入る(Rad Ash Treatment, Summer Ash Treatmentも同様)

簡便な識別方法ですが役に立てば。複雑なフィニッシュの組合せの場合は難しいかもしれません。


定番の組合せ

慣れればなんでも無いのですが最初の発注構成は色々考えてしまうかも。なので定番を書いておきます。無保証。
黒、白、赤は無難ですね。もちろん定番中の定番なSunburst/SunsetBurstなんかは(X220とか除けば)問題ないです。
それでも心配な人や時間のある人はフォトショップとかGIMPとかでギャラリーからコラ画像を作るのも手です。

Satin:
  • Jet Black + Gold Parts + Black PU + Gold Pole + Gold Logo + Ebony fret + EVO(J)
  • Jet Black + Black Parts + Black PU + White Logo (いわゆるステルス構成)
  • Jet Black + KRG PU + KRG Logo (通称Type-O構成。Type-O-Holdsworth等) ※KRG PU/Logoは営業相談
  • White/White + Black Parts + Black PU + Black Logo + Ebony fret + STF(J)
  • White/White + Gold Parts + White PU + Gold Pole + Gold Logo + Maple fret + EVO(J) (エレガント風)
  • Trans Purple + Gold Parts + Black PU + Gold Pole + Gold Logo + Ebony fret + EVO(J)
  • Blood Red + RTF + Swamp Ash Body + Black Parts + Black or White PU & Logo
  • Solid color + RTF + Swamp Ash Body + Silver Parts + Silver Pole + Silver Logo

RNC:
  • RNC + Jet Black...(以下Satinに同じ)
  • RNC + Trans Purple...(以下Satinに同じ)
  • RNC + Buckeyed Burl Top + Black Parts
  • RNC + Resin Top... (結構高い。色相性が余り無い)

Gross:
  • それなりのトップ材 + Flame Top Mapleフィニッシュ
  • それなりのトップ材 + Quilted Top Mapleフィニッシュ
※要は何種類も組合せないほうが無難。Parts/PUは色を揃える。


カスタムは個人のセンスが出るのですごく良い時もあれば失敗もありますね。
色々なセンスがあるので否定は出来ませんがGISにずっと残ってたりします。
ここでは気になったカスタム例を挙げてみます。

ARIESでトップがBlood Red(Solid), Swamp AshのRNCのモデル。
マ○ドナ○ド?」のコメントが付いてしばらくGIS入り。

ヘッドレスではない多弦ベースでWalnutボディ&ネックにしたらしい。
重すぎ...

考えたのがお客さんかキーゼルか判りませんがピンクにグリーンバーストなギター登場。
なんかスイカっぽいw

キーゼル仕込みっぽいですがSCBM8。配信でも「こんなのもありますよ」。
あ、まだあるww (2018.02.12)

なぜかしばらく残っていたホワイトホワイト&ゴールドパーツのDC600H。
余りに神々し過ぎたのか邪悪なプレイヤーには受けなかった模様。

BritishRacingGreenにBlackBurstを足したDC。かっこいいけどBBが見えない...

海外での評価は低くないもののスパークリング&ゴールドなVanquish。
良い子にはわからない。

個人的に避けたほうが良いかな?と思う組合せ(否定はしない)

・薄い色に白ロゴ・濃い色に黒ロゴ、トップ材の色によっては金ロゴ
・正反対の色調の2トーンは要注意(トップ緑+バック赤とか)
・British Racing Green(BRG) で Gloss finish (個人的に嫌いというだけ)
・KRGと暗色なグリーン/ブルー/パープルの組合せは要注意
・KRGなど明るい色のバーストフィニッシュと薄い色のトップ
・ソリッドカラーなトップ&RNCは先人の例を確認する(特にARIES)
(例えばGreen & RNC だと麻雀卓になります)
・ソリッドカラー+BlackBurstは意外に難しいので先人の例を確認する。
・Ebony指板にブラックインレイ (見ずらいですよ?)
・GoldカラーでSatinフィニッシュ (アレみたいですよ?)
・レジントップにプレーンヘッド(意図的ならOK。ど忘れだと悲しい
ホールズワースモデルでクラックルフィニッシュ(喧嘩上等モード突入)
・クラシックスタイルギターでクラックルフィニッシュ
・高いトップ材にソリッドカラー(もったいない!)
・ボディ&トップを全てメイプル、ウォールナットにする(重くなる)

とはいえ色々オリジナリティーにあふれてる方が見てて楽しいですね!

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